中 = 天御中主神/常 = 国常立尊
- 『中』は、天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)。古事記の冒頭に在(ま)す、天の御中(みなか)=世界の中心の神です。
- 『常』は、国常立尊(くにとこたちのみこと)。日本書紀の冒頭に在す、永遠に立ち続ける神です。
この二神は「同躰異名(どうたいいみょう)」 ── 同じ本質の、別の御名であると説かれます。すなわち中常とは、『中心にして永遠なるもの』を指します。
中極の道、そして心御柱
『中臣祓瑞穂鈔』では、これを「中極(なかつきはみ)の道」とも呼びます。そしてこの道の本体は、神宮の『心御柱(しんのみはしら)』にあるとされます。
心の御柱と云ふは、中つ極の道を以て國土を治め給ふ御心の表示(あらはれ)なり。──『中臣祓瑞穂鈔』
家の真ん中に一本の大黒柱が通るように、人の心にも、国にも、貫く一本の芯がある ── それが中常の道です。
黄金に通じる道
五行(ごぎょう・いつつら)では、中央は土にあたり、その色は黄(き)。中を極めることは、黄金(こがね)の輝きに通じます。中常塾が「黄金の國」を願うのも、この道の先にある景色です。
神代は、今ここに在ります。中常の道とは、その中心の一本を、日々の暮らしの真ん中に思い出すことに他なりません。