中常私塾 中常塾
豐中常文庫 ── 解説

「中常」という名
── 中常の道と天御中主神

心がぐらぐらと揺れ、何を軸に生きればいいのか分からなくなる ── 誰にでもある時間です。そんな私たちに、「中心にして永遠なるもの」を一日の真ん中に思い出しなさい、と教える道があります。中常塾の「中常(なかとこ)」は、その道に由来します。江戸時代の神道家・出口延佳が遺した一語 ── 『中常ノ道ヲ神道トセルノ深意』(『神代講述鈔』) ── から名づけられました。

中 = 天御中主神/常 = 国常立尊

この二神は「同躰異名(どうたいいみょう)」 ── 同じ本質の、別の御名であると説かれます。すなわち中常とは、『中心にして永遠なるもの』を指します。

中極の道、そして心御柱

『中臣祓瑞穂鈔』では、これを「中極(なかつきはみ)の道」とも呼びます。そしてこの道の本体は、神宮の『心御柱(しんのみはしら)』にあるとされます。

心の御柱と云ふは、中つ極の道を以て國土を治め給ふ御心の表示(あらはれ)なり。──『中臣祓瑞穂鈔』

家の真ん中に一本の大黒柱が通るように、人の心にも、国にも、貫く一本の芯がある ── それが中常の道です。

黄金に通じる道

五行(ごぎょう・いつつら)では、中央は土にあたり、その色は黄(き)。中を極めることは、黄金(こがね)の輝きに通じます。中常塾が「黄金の國」を願うのも、この道の先にある景色です。

神代は、今ここに在ります。中常の道とは、その中心の一本を、日々の暮らしの真ん中に思い出すことに他なりません。

毎朝その一節にふれる中常だよりを、あなたのもとへ。

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